| 節句を肴に酒を食い散らかして気儘に揚揚とする男の手が襟を割り肌を撫で押し倒しながら折角だからなにかお願いでもしてみればなんて言うけれどもあいにくの空は曇りで星も見えずに暗いばかりで冷たい板張りに直に背中を押し付けられたまま見上げる天に届く声などは一つとしてないような厚い雲を見上げる桂には短冊にしたためる希望も無く夢もなく唯一隠し持っているこんな時に冗談みたく紛らわせるようにしか口にできない本当に真摯なお願い事(「お前に、」)を口にしても、ハッ、と銀時は哂って(鼻で)なんの冗談だよなんて一蹴されて叶えてはもらえずに自嘲して諦めることだけを学んでばかりのただただ揺らされる腰の動きに併せて嘶く言葉しか無い自分に絶望するばかりの七夕の夜のお願い事(「一緒にずっといてほしい」)。 |